- トラクターのバッテリーが上がってしまった
- バッテリーの交換・充電方法を知りたい
- 交換や充電をしてもバッテリーが上がってしまう
トラクターのバッテリーが上がると焦りますよね。でも多くの場合、バッテリーの交換や充電を行えば、問題は解決できます。
しかし、中にはバッテリーを充電したり交換をしても、頻繁にバッテリーが上がってしまうことがあります。
今回この記事では、トラクターのバッテリーが上がってしまった時の基本的な対処方法から、応用した内容まで網羅しました。

この記事は、全国35箇所に拠点を持ち、地域密着かつ全国対応している農機具の買取と販売を行っている農機具王のWeb担当である、テノが書かせていただきます。
この記事は以下の内容をまとめました。
- ジャンピングスタートでエンジンをかける方法
- バッテリーの充電・交換方法
- 頻繁にバッテリー上がりする原因
この記事を参考にすれば、バッテリーが上がってもは怖くありません。対処方法を網羅しているので、必要なときに確認してください。
エンジンがかからないときは、必ずしもバッテリー上がりだけが原因ではありません。その他の場合が考えられるのであれば、以下の記事もご確認ください。
トラクターのバッテリーが上がった時の対処方法

バッテリーは、使用していない時間に電気が放出されていたり、寒さに弱かったりします。
つまり使用頻度が少ないことで、バッテリーが上がってしまうことがあるのです。
トラクターのバッテリーが上がってしまった時の対処方法は主に3つです。
- ジャンピングスタートをする
- バッテリーを充電する
- バッテリーを交換する
この3つのどれかを行えば、バッテリー上がりの問題は解決できます。
ジャンピングスタートをする
バッテリーが上がってしまい、どうしても今すぐエンジンをかけたい場合、ジャンピングスタートをしましょう。
ジャンピングスタートとは、他の車から電気を一時的に分けてもらいエンジンを動かす方法です。
あくまで応急処置。根本的な解決にはつながりませんので、注意が必要です。
ジャンピングスタートには主に2つ方法があります。
- 救援車を使う
- ジャンプスターターを使う
それぞれご確認ください。
救援車を使う
バッテリー上がりしていない他の農機具や自動車などのバッテリーを使い、バッテリー上がりしている方のエンジンをかける方法です。
【救援車を使いジャンプスタートする手順】
- ブースターケーブルをバッテリー上がりしたトラクターのバッテリープラス端子に接続
- 反対側を救援車のバッテリーのプラス端子に接続
- もう一本のブースターケーブルを救援車のバッテリーのマイナス端子に接続
- 反対側をバッテリー上がりしたトラクターのバッテリーマイナス端子に接続
- 救援車のエンジンをかけて電力を数分以上供給する
- トラクターのエンジンもかける
- トラクター側のマイナス端子を外す
- 救援車のマイナス端子を外す
- 救援車のプラス端子を外す
- トラクターのプラス端子を外す
救援車に限らずですが、バッテリーのつなぎ方の順番には気を付けてください。
接続を間違えてしまうと、ヒューズが切れたり、オルタネーターなどがショートしてしまう可能性があります。
ブースターケーブルが必要なので、救援車が側に積んであればいいですが、日頃から準備しておいてもいいかも知れません。
ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターとは、エンジンを始動させるためのモバイルバッテリーです。バッテリー上がりを起こしたときに使う道具です。
手元になければ、持っている友人に連絡したりしましょう。
手順は救援車で説明した通りです。
【ジャンプスターターでジャンプスタートする手順】
- ブースターケーブルをバッテリー上がりしたトラクターのバッテリープラス端子に接続
- 反対側をジャンプスターターのバッテリーのプラス端子に接続
- もう一本のブースターケーブルをジャンプスターターのマイナス端子に接続
- 反対側をバッテリー上がりしたトラクターのバッテリーマイナス端子に接続
- ジャンプスターターを始動
- トラクターのエンジンもかける
- トラクター側のマイナス端子を外す
- ジャンプスターターのマイナス端子を外す
- ジャンプスターターのプラス端子を外す
- トラクターのプラス端子を外す
とりあえず応急処置でジャンプスタートすることがわかったと思います。続いてはバッテリー順電について説明します。
バッテリーを充電する
バッテリーの充電は、バッテリーの充電器を使用します。
充電中にはガス発生するので、火気厳禁なのと、バッテリーについているキャップなどを外してください。
あとはバッテリーをトラクターから降ろすことも忘れずに。
バッテリーを交換する
バッテリーを最後に交換してから時間が経っている場合は、経年劣化している可能性が高いです。
ハイドロメーターと呼ばれるバッテリーの状態を表すもので確認が必要になります。
- キースイッチをオフにする
- 固定ベルトを外す
- マイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- 新しいバッテリーを設置する
- プラス端子を取り付ける
- マイナス端子を取り付ける
- 固定ベルトをつける
上記の手順でバッテリー交換をしてください。

トラクターのバッテリーが上がってしまった時の基本的な対処方法について説明してきました。ここからは上記の内容を実践しても調子が悪かった場合をお話しします。
対策をしても頻繁にバッテリーが上がってしまう場合

バッテリーを充電したり交換して、一時的に問題は解決されても、頻繁にバッテリーが上がってしまう場合があります。
そのときに疑うべきポイントは、オルタネーターです。
オルタネーターとは発電の役割があって、エンジンをかけているときに、バッテリーを充電させる役割があります。
もしここまでで紹介してきた対策をしても頻繁にバッテリーが上がってしまうのであれば、おそらくオルタネーターの不調や故障が考えられます。
特に古い中古トラクターを使っている場合にはその故障も考えられるので、異音を感じたら農機具店などに修理の相談をしましょう!
もちろん別の問題を抱えている場合もあります。その場合は、こちらの記事も参考にしてください。
バッテリーのメンテナンス方法

簡単にできるバッテリーのメンテナンス方法は主に2つです。
- バッテリー液の容量を確認する
- 端子部分を磨く
あとは前述しているバッテリーの充電です。
劣化している場合は交換すれば良いですが、その場で対策できることもあります。
バッテリー液の容量を確認する
バッテリー液は、希硫酸と精製水が合わさった液体です。
バッテリー内で精製水が蒸発することで補充が必要になります。
液の量が減ってくると、サルフェーション現象がおきます。このサルフェーション現象が起きてしまうと、充放電の機能が著しく低下するのです。
このような状態になってしまうと交換が必要なので、定期的にバッテリー液の容量を確認することが重要になります。
足りていない場合は、バッテリー液を購入し、足す必要があります。
端子部分を磨く
バッテリーの端子部分は、腐食しやすいです。
端子やターミナルが錆びて、電気が通りにくくなってしまい、セルモーターが起動しないことにもつながってしまいます。
バッテリーが悪いのではなく、端子部分に問題がある可能性もあるので、まずはヤスリなどで磨いてください。
取り付けるときにグリスをかませたりするのも、腐食を防ぐために行われます。

バッテリー周りの点検だけではなく、トラクターを長く快適に使うにはメンテナンスが欠かせません。以下の記事も一緒に参考にしてください。
まとめ
緊急時はジャンプスタート。
次に、バッテリーの充電と交換を行ってみてください。
端子部分を磨いたり、バッテリー液の容量を確認した上で、不調の場合もあると思います。
その場合は、オルタネーターの不調が考えられますが、農機具店に相談するのがオススメです。
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