トラクターを3000時間使用した劣化具合や故障状況・買取は可能か

  • 3000時間ほど使用したトラクターはまだ使えるのか?
  • 3000時間ほど使用した中古トラクターを購入したい
  • 3000時間ほど使用したトラクターを買取できるのか知りたい

トラクターの使用時間が3000時間を超えてくると、購入したり買取に出せるのか、もしくはそのまま使えるのかも、気になってきますよね。

結論、トラクターは使用時間が3000時間を超えていると、高馬力のトラクター以外は、購入は見送ったほうがいいですし、買取でもあまり高値はつきにくいです。

もちろんすべてではありません。

今回は、3000時間使用しているトラクターの実態についてご紹介します。

テノ

この記事は、全国21箇所に拠点を持ち、地域密着かつ全国対応している農機具の買取と販売を行っている農機具王のWeb担当である、テノが書かせていただきます。

この記事は以下の内容をまとめています。

  • トラクター3000時間使用した時の劣化
  • トラクターの使用時間を確認する方法
  • トラクターの寿命を算出する計算式

この記事は、長時間使用されたトラクターを購入したり、買取するときの参考にしてください。

まずはトラクターの馬力と寿命の関係について触れながら、実際に3000時間使ったトラクターの状態についてご紹介します。

トラクターの馬力によって寿命は変わる

一般的にトラクターを3000時間も使えているのは、馬力が大きいか、こまめなメンテナンスで大事に使ってきたからだと思います。

トラクターの寿命は、馬力×100時間と言われています。

しかしこれはこまめにメンテナンスを行ってきた場合のみです。

トラクターは馬力によって劣化具合が変わります。

そこで今回は馬力ごとに3000時間使用した場合、トラクターがどのぐらい劣化しているかについて説明します。

トラクターの寿命について詳しく知りたい方は以下の記事もオススメです。

20馬力のトラクターで3000時間使用した場合

20馬力だと、トラクターの寿命は20馬力×100時間で、おおよそ2000時間と言われています。

ここから予想できるのは、20馬力以下のトラクターを3000時間ほど使用すると、多くの場合壊れて動かないことが予想できるはずです。

実際に私たちが農機具買取をしてきても、20馬力で3000時間使用したという話はほとんど聞いたことがありません。

実際、買い替えのタイミングはどのぐらいかというと、1000時間ぐらいです。かなりこまめにメンテナンスをしていれば1500時間使用できるかも知れません。

車でイメージするとするなら、20馬力のトラクターが使用時間1000時間であれば、イメージは軽自動車の10万キロです。

30馬力のトラクターで3000時間使用した場合

30馬力×100時間で考えると、理想値として30馬力以上のトラクターであれば、もしかしたら稼働できるものがあるかも知れないです。

ただし基本的には買い替えをするタイミングです。

馬力に関わらず、1000時間ほど使用するとキャビンのエアコンが壊れてきたりします。

そう考えると、20馬力のトラクターよりは長く使えるかも知れませんが、やはり3000時間使用したトラクターはまだ現実的ではないかも知れません。

50馬力のトラクターで3000時間

50馬力のトラクターであれば、寿命は5000時間。

実際のメンテナンス状況が完璧ではなくても、ある程度こまめに必要な部品などを交換していれば、3000時間経っても使えています。

しかし、前述したキャビンのエアコンなどの細かな部品などは、不具合が出ている可能性があるので、注意が必要です。

高馬力のトラクターなら高価買取の可能性が高いので、1000時間未満で買取に出して、買い換えるというのもありだと思います。

テノ

あくまで目安ですが、馬力ごとにトラクターを3000時間使用したイメージができたでしょうか。ここから先はトラクターの使用時間などについてご紹介していきます。

トラクターの使用時間を調べる方法

トラクターの使用時間を確認するにはアワーメーターを確認します。自動車で言う、走行距離の代わりになるものです。

運転席の表示を確認すれば、使用時間が確認できます。ただしキーをかけないと見れないモデルもあります。

アワーメーターを確認して、メンテナンス時期を把握したり、買取や下取りに出す場合は、査定額を算出するために使われます。

先程ご紹介した、トラクターの寿命=馬力×100時間という式に当てはめて、残りどのぐらい走れるのか参考にしてください。

馬力×100時間=トラクターの寿命はあくまで理想値

忘れていけないことは、20馬力のトラクターが必ずしも2000時間使用できるわけではないことです。実際はこまめなメンテンナンスをして、保管場所にも気をつかっていても1500時間というのがリアルだと思います。

トラクターのアワーメーターについて更に詳しい情報が知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

3000時間使用したトラクターは買うべきか?買取可能か?

この記事を読んでいるあなたは、3000時間使用した中古トラクターの購入を検討しているのか、買取や処分を検討しているかどちらかだと思います。

それぞれの見解をお話しさせてもらいます。

3000時間使用した中古トラクターは買いか?

中古トラクター市場にはあまり出回っていませんが、3000時間使用したトラクターはおそらく相場よりもかなり安い値段で手に入れられる可能性があります。

基本的には購入しないほうがよいです。

しかし、1つだけ例外があります。

それは40馬力以上のトラクターを購入する場合です。

40馬力以上のトラクターを新車で購入するには、かなりの投資金額が必要になりますし、使用時間が1000時間未満でもかなり値がはります。

3000時間使用したトラクターであれば、40馬力以上のものを狙うのがオススメです。

3000時間使用したトラクターの買取してもらえるか?

こちらも前述したとおり40馬力以上のトラクターであれば、高価買取につながると思います。

しかし使用時間が少ないほど査定はよくなりますので、期待値は少なめで査定してもらうことをオススメします。

壊れて動かないトラクターでも、トラクターはリセールバリューの高い商品で、新興国などに輸出されるので、まずは買取査定に申し込みをしてみてください。

ほとんどの農機具買取店は、出張査定が無料です。

弊社でもトラクターの買取を強化しています。農機具王のトラクター買取ページをご覧ください。

まとめ

3000時間使用したトラクターは、馬力が40馬力以上あれば、まだ使えることがわかったと思います。

中古トラクターを購入する場合も、買取してもらう場合も、3000時間使用していたら高馬力が必要です。

もし3000時間使用したトラクターの買取を考えている方は、ぜひ農機具王にご相談ください。

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  • 著者 テノ
  • カテゴリー トラクター

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