- トラクターの買取目安知るために使用時間を確認したい
- トラクターの使用時間目安を知りたい
トラクターの使用時間はアワーメーターをすぐに確認できても、その使用時間の目安がわからないと、その数値を活かせないですよね。
今回は以下の内容をまとめました。
- トラクターのアワーメーターの見方
- トラクターの寿命を判断する使用時間の目安
- トラクターの使用時間とアワーメーターの関係
- トラクターのアワーメーターの改ざんについて
この記事は、全国33箇所に拠点を持ち、地域密着かつ全国対応している農機具の買取と販売を行っている農機具王のWEB担当である私が書かせていただきます。
この記事を参考にすれば、以下のメリットがあります。
- トラクターのアワーメーターを確認する方法がわかる
- トラクターの長く使う方法がわかる
- トラクターを高く売る方法がわかる
それではまずアワーメーターの見方を解説します。
トラクターのアワーメーターを見る方法
アワーメーターとは、トラクターをどのぐらいの時間使用したか確認できるものです。
自動車の走行距離の代わりになるものだと考えてください。
小型の耕うん機などにはアワーメーターはついていませんが、トラクターやコンバイン、田植え機などの大型の農機具にはついています。
運転席の表示を見れば確認できます。
キーを回さないと見れないものとオフの状態でも見れるものがあります。
単位はhour(時間)。
表示が0329.3であれば、今まで329時間20分使用したことになります。
たまに小数点を見逃すと、すごい時間を使ったと勘違いしたり、故障を疑う方もいるのでよくご確認ください。
このアワーメーターの使用時間は、基本エンジンをかけた時間がカウントされていきます。
エンジンがかかっていなくても鍵がONに回っているだけで使用時間がカウントされることがあります。
その場合は鍵をOFFまたは抜いておきましょう。
トラクターの使用時間は自動車の走行距離みたいなもの
トラクターの使用時間=自動車の走行距離のイメージです。
この使用時間は
- 寿命
- メンテナンス時期
- 買取金額
を確認するのに欠かせません。
軽自動車が10万キロの走行距離だと、かなり走っている印象を持つと思います。
走行距離10万キロの軽自動車が馬力20キロ前後のトラクターだとすると、使用時間は1000時間程度とイメージしてください。
軽自動車が10万キロ走っていたら、「まだまだ乗れる」「高く買取してもらおう」とは思わないですよね。
また日常的に使用時間を参考にする場面は、メンテナンス時期を把握する時です。
オイル交換など定期的に行うメンテナンスは使用時間を目安に行います。
ここまでトラクターのアワーメーターや使用時間の一般的なことを述べてきました。
ここからアワーメーターで確認できる使用時間をどのように活かしていくか解説します。
トラクターの使用時間からわかる寿命
トラクターの使用時間が自動車の走行距離であれば、当然トラクターの寿命の目安がわかりますよね。
実際によく言われのが
馬力×100時間=トラクターの寿命
という基準です。
つまり20馬力のトラクターであれば、トラクターの寿命は2000時間と言われているのです。
実際に日本国内メーカーが発表している情報になります。
これはメーカーが発表しているから間違いない情報ではあるのですが、現場を見ている限りリアルではありません。
馬力×100時間がトラクターの寿命だと言われるけど…
実は馬力×100時間という指標は、定期的なメンテナンスをきちんとして、保管方法をきちんとしている場合のみです。
オイル交換を適切な頻度で行わなかったり、泥がついたまま放置したり、グリスアップなどを行わない…
そして外にブルーシートだけかけて保管…
当然ですがこのような利用方法だと、馬力×100時間も持ちません。
実際は馬力20のトラクターは1500時間ぐらい
様々な状況を加味すると、20馬力のトラクターの寿命は1500時間ぐらいだと考えられます。
機械の扱い方に関わる部分なので一概には言えませんが、馬力×100時間というのは現実的ではないように思います。
トラクターはリセールバリュー(再販価格)が高いので、できれば寿命いっぱいいっぱい使い切るよりかは、値段が付く段階で買取に出すのがオススメです。
それでは次にトラクターの買取金額と使用時間の関係を見ていきましょう。
トラクターの買取と使用時間の関係
トラクターの買取は、馬力に関わらず使用時間1000時間以内のものが多いです。
日本国内に多い25〜35馬力のトラクターであれば、300〜500時間だと買取業者も高い評価をする可能性が高いです。
そして買取価格のラインが1000時間前後。
使用時間が1000時間超えてくると、キャビン付きのトラクターではエアコンが壊れてきたり、1500時間を超えるとクラッチ板が壊れやすくなります。
当然買取価格は下がっていきます。
また1500時間超えているようなトラクターは、新興国などに輸出することが多いです。
トラクターの買取と使用時間については次の記事でも説明しています。
トラクターは古くても壊れていても買取してもらえます。処分を考えている人には買取をそう住めしたいと思います。
トラクターの使用時間からわかるメンテナンス時期
トラクターには定期的なメンテナンスがかかせません。そのメンテナンス時期の判断は、使用時間で行います。
一般的に使用時間を確認して行うメンテナンスは、オイルとエンジンフィルタの交換です。
クボタのセルフメンテナンスのページやトラクターの説明書に記載されています。
初回:50時間後
トラクタのセルフメンテナンス
2回目以降:200時間ごと
※形式によって交換時期は異なります。
取扱説明書は以下の各メーカーの取扱説明書検索ページから検索してダウンロードしてください。
ここまでアワーメーターに表示される使用時間を活用する方法をご紹介してきました。
最後にアワーメーターにまつわる注意点についてご紹介して終わりたいと思います。
トラクターのアワーメーター改ざんについて
一部の悪徳業者が行うアワーメーターの改ざんってご存知でしょうか。
買取したトラクターなどの使用時間を巻き戻して、高く販売することです。
当然1000時間使っているトラクターよりも、800時間使っているトラクターのほうが高く売れますよね。
特にアワーメーターがアナログ式のものは、改ざんが簡単だと言われています。電子メーターであれば簡単に行なえないようになっています。
もし古い中古トラクターを購入するときは、必ず会社をチェックしてください。
業者の見極め方はこちらのトラクターの買取方法についてまとめている記事で紹介しています。
※上記で紹介している記事に、買取業者の選定方法と記載していますが、販売業者でもある会社が多いので、そのままご確認ください。
アワーメーターが故障して、アワーメーターが回っていない機械もあります。
そちらは購入時にしっかり確認してください。
アナログのメーターで起こることです。
古いトラクターで明らかに使用時間が短い場合は、そちらの可能性も考慮してください。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事をまとめると以下の通りになります。
- トラクターのアワーメーターは使用時間を確認するもの
- トラクターの使用時間は自動車の走行距離
- 使用時間は寿命、メンテナンス時期、買取金額に影響する
- トラクターの寿命=馬力×100時間(でもこれは理想)
- メンテナンスタイミングは説明書などにかかれている使用時間を参考にする
- トラクターの買取を考えるなら1000時間以内に
- アワーメーターを改ざんするような業者に気をつける
それではトラクターの使用時間は重要な指標です。
しっかり確認して活かしてください。
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