- 日頃の農作業を便利にするアプリを知りたい
- 農業に関連したアプリを新しく知りたい
スマート化でどんどん進化する農業ですが、実際最新機器などを揃えている農家さんはまだまだ少ない状況です。
しかし、あなたの手元にあるスマホでできることもあるんです。
そこ今回は農家さんが入れておきたい農業アプリをご紹介します。

この記事は、全国35箇所に拠点を持ち、地域密着かつ全国対応している農機具の買取と販売を行っている農機具王のWeb担当である、テノが書かせていただきます。
この記事では全11アプリを以下の4カテゴリーに分けてまとめました。
- 農業記録アプリ
- 農薬関連アプリ
- 病害虫診断アプリ
- 農場の情報収集アプリ
この記事を参考にして、ぜひご自身にあったアプリを見つけてください。
実際に良さそうだと感じたものはインストールして、日頃の農作業に役立てましょう。
農業記録アプリ4選
日頃の農作業をアプリで簡単に記録できたら便利だと思います。
当然、ノートやPCで記録を取ることも便利です。
しかし、普段から手放さないスマートフォンで日頃の農作業記録が取れるとさらに便利になるはず。
ここでは農業記録アプリを4つご紹介します。
Agrion(アグリオン)
アグリオンは、ITを駆使して、農作業を効率的にするアプリです。
特徴としては以下の通り。
- アプリで簡単に作業記録ができる
- データをわかりやすくグラフにしてくれる
- 溜まったデータはExecelファイルでダウンロード
- 作業記録に写真やコメントを入れられる
- 販売管理のアプリとも連携可能
使いやすいから作業者が記録をつけやすいのもポイントです。
無料プランと有料プランで使える機能に違いがあるので、詳しくはHPをご覧ください。→Agrion


agri-note(アグリノート)
アグリノートは生産者の声から生まれた支援ツールです。
アグリノートの特徴は以下の通りです。
- 営農記録をマップベースの管理でデータ化、見える化
- どこでも記録の入力、閲覧、共有ができる
- 外部サービスと連携
- 航空写真から圃場マップ作成
- 作業進捗を色分けで確認
- 作業、生育、収穫、出荷記録可能
- カレンダーでスケジュール管理
- 連作管理
- コスト管理
様々な機能が盛りだくさんのプロが使うツールです。最新の農機と連携もできてしまう優れものです。
年間6,600円で使い放題で有料ではありますが、無料プランからのお申し込みも可能です。
まずは使ってみることがオススメです。
その他の詳しい情報はこちらからご確認ください。→agri-note


畑らく日記
畑らく日記は、誰でも簡単にその場で栽培記録ができるアプリです。
独自の音声入力機能で、簡単を実現しています。
- Twitter、Facebookと連携することができる
- アプリ内で他ユーザーと栽培記録を共有可能
- 他ユーザーのリアルタイムな状況が確認できる
- いいね!などを付けてコミュニケーションを取れる
基本はWEB上のアプリなので、まずは公式サイトのほうから無料ユーザー登録をしてください。→畑らく日記
こちらのアプリも有料プランにするとより便利に使える機能がありますので、そちらも合わせてご確認ください。


Agrihub(アグリハブ)
アグリハブは農家が作った農家のためのアプリです。栽培管理をもっと簡単にという思いから開発されたものです。
アグリハブの特徴は以下の通り。
- 農業アプリ初の農薬検索ができる
- 登録された農薬情報をAIで計算して散布管理ができる
- 作物ごとに日誌をつけられる
- さらに生育状況の分析に積算気象情報が自動表示
- 売り物や作物ごとに売上管理ができる
- 作業写真のアップロードができる
営農を管理するクラウドシステムもリリースしているので、詳しい情報はホームページでご確認ください。→AGRIHUB
また基本的に無料で使えるところもすごいです。



ここまで農業記録アプリについてご紹介してきました。機能やご自身の利用目的に合わせて使いやすいものを選んでください。実際に自分の使いやすさなども大切なポイントだと思います。
農薬関連アプリ3選
農家さんにとって農薬の情報や扱いはとても重要です。
それは簡単に便利にしてくれるアプリを3つご紹介します。
農薬検索アプリ

農薬検索アプリは、農薬、病害虫、農業ニュースのことが調べられるWEBアプリです。PC・スマホから使うことができます。
提供は先程ご紹介したaguri-noteさんです。そのためaguri-noteのアプリ画面から利用可能です。
詳しい情報や実際の利用はこちらにアクセスしてください。→農業検索アプリ
農薬希釈くん

農薬希釈くんは、面倒だった農薬の薬療や散布液量の計算が簡単に行えるアプリです。
使い方もとても簡単。
- 農薬に記載された希釈倍数を入力
- 必要な計算方法を選択
たったこれだけです。
さらに4つの計算方法に対応しています。
- 面積から算出
- 液量から薬療を算出
- 薬療から液量を算出
- 希釈計算早見表
評価も高いので面倒に感じていた方は以下のボタンからアプリをインストールしてみてください。


農薬調整支援アプリ

こちらは日本農薬株式会社が出しているアプリです。
農薬希釈くんと同様に希釈倍数や散布液量からひつような薬剤量を算出することができます。
しかし1つ違うのが、混用事例を確認できる点です。
農薬希釈くんとは使い分けて使うのがオススメです。



アグリハブとアグリノートを使えば農薬の情報を手に入れられますが、希釈倍数などの計算で使えるアプリもありました。用途を使い分けて日常の業務を便利にしていきましょう。
病害虫診断アプリ2選
ここでは写真を撮影してアップロードしたり送った画像から病害虫の診断をしてくれるアプリをご紹介します。
AIが得意としている画像認識技術の向上で、とても便利になってきています。
実用できる日も近いので今のうちに確認しておきましょう。
SCIBAI(サイバイ)

作物の調子が悪かったり枯れてしまったときに、原因を探ることができます。
まだ対応している野菜は少ないですが、今後の成長が楽しみです。
現在AIが対応している野菜は以下の通り。
- ナス
- トマト
- ピーマン
- いちご
- ねぎ
- 玉ねぎ
- ブロッコリー
- 大根
- エンドウ
- かぼちゃ
診断方法はアプリで写真を撮るだけ。知識のある農家さんには必要ないかも知れませんが、今後様々なところで使える機会が増えそうなアプリなのでインストールしておきましょう。


アグリショット

アグリショットはLINEアプリで、写真を送るだけ病害虫を診断します。
現在対応している作物は以下の通り。
- かんきつ・みかん
- いちご
- トマト
- ナス
対応作物はまだまだ少ないですが、今後に期待です。
ご利用はホームページからLINEの友達を追加してお使いください。→アグリショット

AIの画像認識機能をつかったアプリの紹介でした。病害虫でしたが、今後様々な判断にAIが利用されていくので、とても楽しみです。ぜひ対応した作物がありましたら、試してみてください。
農業の情報収集アプリ2選
ここからは農家さんが情報収集するときにあると便利なアプリを2つご紹介します。
MAFFアプリ
MAFFアプリは農林水産省が提供しているアプリです。
農業に役立つ情報や現場の情報を届けるものです。
何よりも政策情報などをプッシュ通知でいち早く知れます。
農家さんは入れておいて全くそんがないので、まだインストールしていなければ入れておきましょう。


agmiru(アグミル)
アグミルは、農業経営を便利にするアプリです。
特徴としては以下の通りです。
- 情報収集が行える(NEWS、農水省情報、市況情報、天気予報)
- 農業資材をネットで購入
- コミュニティ機能で会話ができる
- 有料会員になるとプロに相談可能
- スマート農業サービスが利用できる(画像分析、衛星写真販売、生産管理)
β版では、会計や融資についてもサービスが始まるようです。
β版の詳細はこちらからご確認ください。→agmiru
まとめ
まずは自分にあった農業記録アプリを見つけることがオススメです。
実際に使っていて使いにくいところがあれば、別の選択肢を試してみたりするのもやってみてほしいです。
日頃の業務を便利にしてくれるのがアプリの役割です。しかし当然慣れていないと使いにくいと感じることもあると思います。
そこは今後も進化していく農業についていくためにも、まずはアプリを駆使してみてもいいのではないでしょうか。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。終わります。