こんにちは、テノです。
今回はコンバインの値段は何で決まるのかという部分にフォーカスをして、価格決定の5つの要因を新品と中古で徹底解説していきたいと思います!
コンバインを購入するときに、値段がどう決まっているのか意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
同じ型式のものでも、値段が異なっているのは何故なのか気になっている方も多いと思います。
そこで、今回はコンバインの値段が決まる5つの要因を、新品と中古の両方から解説し、お得に入手するコツも解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
【新品】コンバインの値段の決定要因5選
新品コンバインの値段の決定要因5選は以下の通りです。
- 普通型 or 自脱型
- メーカー
- 田んぼの大きさ
- 機種・モデルの新しさ
- 付帯機能
この5つがどんな要因になっているのかを詳しく解説していきますのでご覧下さい。
普通型 or 自脱型
新品のコンバインの値段を決めている要因の一つめは普通型か自脱型かです。
コンバインには普通型と自脱型の2種類があり、どのメーカーのコンバインも普通型の方が値段は高い傾向にあります。
これは、自脱型コンバインは2条刈から7条刈までのモデルが広く普及しており、条刈数を抑えればコストを抑えることができるからです。
しかし、普通型コンバインは日本ではそこまで広い土地を持っていて、収獲に使うための農家がそこまで多く無いことも原因として考えられます。
このことからも、普通型か自脱型コンバインかで値段に差が生まれる要因です。
メーカー
新品のコンバインではメーカーによっても値段が違います。
現在販売されているコンバインの中で主要メーカーの最安値と最高値をそれぞれ見ると以下のような金額です。
- 【最安値】ヤンマー>イセキ>三菱マヒンドラ農機>クボタ
- 【最高値】クボタ>イセキ>ヤンマー>三菱マヒンドラ農機
どのコンバインを買うのかによっても違いますが、メーカーもコンバインの値段を決める要因の一つになります。
田んぼの大きさ
コンバインの値段を決める要因には田んぼの大きさもあります。
基本的にコンバインは収獲や刈取の際に使うことになりますが、田んぼが大きければそれだけ大型のコンバインが無ければ効率的な作業ができません。
条刈数が大きくなればなるほど、それだけコンバイン本体のサイズも上がっていきますので、必然的に値段も上がっていきます。
つまり、田んぼの大きさによって値段が決まるのはこれが理由です。
機種・モデルの新しさ
機種やモデルの新しさも値段を決める要因です。
コンバインも車などと同じように、最新式の機種・モデルの方が値段は高くなります。
当然ですが、モデルが古くなってくればそれだけ値段が下がりますし、中古になればさらに値段が落ちるので、モデルや機種の新しさも値段を決めるポイントです。
付帯機能
新品のコンバインにつく付帯機能も値段を決めている要因です。
コンバインには収獲のために作物に応じて変更するのに必要な専用のキットなどを後付けで選ぶことができ、これによっても値段が決まります。
また、同じ型式のコンバインでもそもそも付いている機能が少し違う場合もあり、値段が少しずつ違うことも値段を決める要因です。
このことからも、付帯機能も新品のコンバインの値段を決める要因です。
ではここまで5つの新品のコンバインの値段を決める要因を解説してきましたが、それぞれが合わさって値段が決まっています。
次の見出しでは中古のコンバインの値段を決める要因についても解説していきますので、ご覧ください。
【中古】コンバインの値段の決定要因5選
中古コンバインの値段は、新品のコンバインの要因に加えて更に中古コンバイン独自の要因があります。
- 汚れ・傷の有無
- 累計の使用時間
- メンテナンス証明の有無
- パーツの交換が可能か?
- 人気モデルかどうか
中古コンバインの値段の決定要因は主にこの5つになるので、それぞれ詳しく解説していきますのでご覧下さい。
汚れ・傷の有無
中古コンバインの値段を決めている要因の一つめは、汚れ・傷の有無です。
コンバインは使っていると傷がついたり、サビなどの汚れがついていくことになりますが、この状態が悪いほど価格が下がります。
使っていたときの保管状態が悪ければそれだけ状態も悪くなりますし、同じ型式のものでも使用状態次第で価格が違うケースも多いです。
汚れや傷などは中古コンバインの価格を決める要因の一つとして覚えておきましょう。
累計の使用時間
中古コンバインの累計使用時間も価格を決めている要因の一つです。
コンバインは一般的に1000時間が寿命だと言われていますが、使用時間が短ければ中古でもそれだけ長く使えるので、使用時間が短いものほど価格が高くなっていきます。
逆に言えば使用時間が長いほど、今後使用していく上で可能性が低くなるので累計の使用時間も重要な要因です。
メンテナンス証明の有無
中古コンバインの価格を決める要因3つめはメンテナンス証明の有無です。
コンバインなどの農機具は定期的にメンテナンスが必要になりますが、メンテナンス証明があるかないかでも価格に影響します。
中古コンバインを買う際にメンテナンスがされているのかはとても大切で、メンテナンスされていないものは故障の可能性も高いです。
そのため、メンテナンス証明の有無は価格を左右する一つのポイントになります。
パーツの交換が可能か?
中古コンバインの値段は今後パーツの交換が可能かどうかもポイントです。
コンバインの部品供給は9年と決まっており、この9年を過ぎていた場合にパーツの交換ができなければ、修理をする事が難しくなります。
(参照:一般社団法人 日本農業機械工業会 補修用部品の供給年限より引用)
生産から9年を過ぎたからといってすぐに修理が完全にできなくなるわけではありませんが、修理ができるかできないかは重要なポイントです。
そのため、中古コンバインの価格にはパーツの有無についても価格が影響されています。
人気モデルかどうか
中古コンバインの値段の要因5つめは人気モデルかどうかです。
売られている中でも人気のあるモデルがあり、中古でも人気が高いため値段は高くなります。
ヤンマーではYHシリーズや、イセキのフロンティアシリーズなどは中古でも人気が高いです。
需要があるモデルは少し高めでも売れるので、価格を決める際に人気モデルかどうかも要因になります。
ではここまで中古コンバインの値段をきめる要因5つを紹介してきましたが、次の見出しではコンバインをお得に入手する3つのコツについて解説をしていきますのでご覧ください。
コンバインをお得に入手する3つのコツ
コンバインをお得に入手する3つのコツは以下の通りです。
- 農機具専門店を利用する
- ネット専門の農機具店を利用する
- インターネットオークションを利用する
それぞれどんなメリットがあるか解説をしていきますのでご覧ください。
1.農機具専門店を利用する
一つ目のコツは農機具専門店を利用することです。
JA(農協)や、正規ディーラーなどからコンバインを購入することができますが、農機具専門店では比較的安めに購入することができます。
専門的な知識を持つスタッフも在籍していますし、お得に買えることやアフターサービスも豊富な場合が多いのでおすすめです。
2.ネット専門の農機具店を利用する
近くに農機具店などが無い場合はネット専門の農機具店を利用することもおすすめです。
ネット専門の農機具店では値段の比較もしやすく、多くのコンバインからじっくり見てお得な値段で購入することができます。
色々なコンバインから見て決めたい場合はネット専門の農機具店を利用しましょう。
3.インターネットオークションを利用する
ヤフオクなどのインターネットオークションを利用することもおすすめです。
インターネットオークションでは安い価格で売られている場合も多く、比較的安い値段で購入できるチャンスがあります。
ただし、状態確認などをしっかりとする必要があるので、気になるポイントは聞いておかなければなりません。
掘り出し物を見つけられる可能性もあるので、ぜひ見てみることをおすすめします。
まとめ
今回はコンバインの値段が決まる価格決定の要因と新品の5つの要因と、中古の5つの要因をそれぞれ解説してきました。
あらためておさらいをすると新品のコンバインの価格を決めるのは、
- 普通型 or 自脱型
- メーカー
- 田んぼの大きさ
- 機種・モデルの新しさ
- 付帯機能
の5つで、中古コンバインの価格を決めるのは
- 汚れ・傷の有無
- 累計の使用時間
- メンテナンス証明の有無
- パーツの交換が可能か?
- 人気モデルかどうか
の5つでした。
これらの要因で価格が基本的に決まっていきますので、ぜひ購入する際にこの記事を何度も見返して参考にしていただければと思います。