今回はトラクターの査定基準は何なのか?高く売る為に知っておくべき基準を解説していきます。
トラクターを中古で販売するときに価格を決める4つの基準があるので、これらを知ればあなたのトラクターの価格もある程度は目安が付くでしょう。
少しでも高く売る為に今回はこの4つの基本的な基準以外にも、9つの査定ポイントも一つずつ詳しく解説しています。
この記事を読むのと読まないのとでは査定金額も違うはずなので、ぜひ最後までご覧ください。
最も重要な4つの査定基準
トラクターを高く売るには4つの以下の査定基準があることを覚えておきましょう。
- 使用期間
- 馬力
- 年式
- 機能
これが4つの重要な査定基準で、それぞれトラクターの価格を左右するものです。
ここでは一つずつ詳しく解説していくので、これを機会に覚えておきましょう。
使用期間|どれくらい使ったか?
まず一つめの査定基準は使用期間で、どのくらいトラクターを使ったのかです。
トラクターを売りに出したときにどのくらい寿命が残っているのかはとても大切で、稼働時間が多ければそれだけ価格も下がります。
そこでどのくらいトラクターを使用したのかを見るために、トラクターに付属しているアワーメーターという部分を見ることで稼働時間が分かるので確認しましょう。
そして稼働時間が300時間~1000時間程度であれば高価買取のラインで、それ以上になってしまうと価格が下がっていくので、売る前にはチェックしておくことがおすすめです。
馬力|馬力はどれくらいあるのか?
トラクターの馬力も査定基準のポイントで、馬力が強ければ強いほど価格もあがります。
中古トラクターの馬力の基準では「1馬力あたり3万円」程度が基準なので、馬力があればそれだけ価格も上がっていく仕組みです。
特に大型で馬力の強いものは年式が古くても海外での需要もあるので、高価買取されるチャンスがあると考えておくといいでしょう。
年式|いつ作られたトラクターか?
3つめの査定基準はいつ作られたトラクターかという年式です。
これは当然年式が新しいものほど価格が高くなり、古いものほど価値が下がっていくのは当然ですが、これだけでは判断できないものもあります。
国内では20年30年前のものを使おうという農家は少ないですが、海外では80年代や90年代のトラクターでも現役で使っている国も多いです。
とくに国産メーカーのトラクターは故障しにくいので、古くても海外で人気のあるパターンもあるので、「古い=売れない」ということではありません。
なので、査定に出す際には古いから諦める必要はないので積極的に出していきましょう。
機能|どのような機能があるのか?
最後の基準はどのような機能があるか?です。
トラクターは購入時にオプションを付けることができ、雨よけのキャノピーやバックミラー、CDラジオなどさまざまなオプションがあります。
こうしたオプションは作業を快適にしてくれるものから安全のためのものまでさまざまなので、オプションの有無も査定に響くことを覚えておきましょう。
では次の見出しではほかにも価格が上がる可能性のある9つの要因について解説しているので、査定に出す前の参考にしてください。
その他価格アップの9つの要因
ここからは査定に出す前に価格が上がる可能性のある9つの要因について詳しく解説していくので、査定に出すまえにできることは全てしておきましょう。
メーカーとモデル
まず確認しておく要因はメーカーとモデルです。
メーカーは国産のものでも価格差があり、クボタやヤンマーは高価で買取されるケースがあります。
次いでイセキや三菱マヒンドラ、その他のメーカーという風に価格の差があるので売る前にこちらも確認しておくことがおすすめです。
またモデルも人気モデルかそうでないかも価格に影響することもあるので、自分のトラクターがどのモデルかもチェックしてみてください。
ちなみに人気モデルはL1・X・A・GL・GT・KL・KTシリーズは国内外でも人気なので確認してみましょう。
最後に使ったのはいつか?
査定前に動作確認をしておくこともおすすめです。
最後に使ったのかいつか思い出せないくらい前の場合に稼働しない場合もあります。
そこで必ず動作するのか確認をし、エンジンに悪臭が無いかや異常音がしないか、煙は出ていないかなどを確認しておきましょう。
もしも問題があれば修理業者を呼ぶか、そのまま査定に出して修理費込みの売却費用を貰うかの検討をする必要があります。
特別な仕様はあるか?
トラクターには特別な仕様のものもあるので、仕様の確認もしておきましょう。
スーパーヒッチや高速仕様、キャビン仕様などさまざまな仕様があり、それらの仕様次第でも高く売れる可能性があります。
もしも特別な仕様がある場合は高値がつく可能性もあるので、調べておくことがポイントです。
整備状況
整備状況もトラクターを売りに出すときに影響することもあります。
トラクターを仕様する際にメンテナンスは欠かせませんが、最後にいつメンテナンスを行ったのかも以外と重要です。
しっかりとメンテナンスが行われていれば修理業者も手間が省けますし、それだけ整備にお金をかけずに済むようになります。
そこでメンテナンスなどをした記録のある書類などがある場合は査定の際に用意しておきましょう。
保管状況
トラクターの保管状況も査定に響くポイントになり兼ねません。
これまでずっとトラクターを屋根のある倉庫などで置いていたのか、それとも雨ざらしの中で保管していたのかなどによってもトラクターの状態は全然違います。
雨や風などに晒され続けるとそれだけ腐食や故障の原因にもなるので、保管状況の確認もしっかりと行ってください。
タイヤやキャタピラの状態
タイヤやキャタピラの状態も高価買取のポイントです。
トラクターのタイヤやキャタピラはひび割れやすり減っていた場合、事故の原因にもなりかねないので、どんな状態かも大切になります。
また空気圧の状態なども悪ければ交換しなければならないので、タイヤやキャタピラはしっかりと確認しておきましょう。
エンジンの状態
次にエンジンの状態もとても重要なポイントです。
トラクターはオイル交換が必須で、このオイルを交換しないままエンジンを作動させていた場合、焼き付きや故障の原因になります。
そこでエンジンはしっかりと動作するのかの確認やオイル漏れがないかの確認をし、作動できる状態か確認しましょう。
アタッチメントはあるか?
アタッチメントがあるならそちらも売ってしまうことで金額も上がります。
トラクターはさまざまなアタッチメントを取り付けて作業をおこないますが、買い替えなどを検討している場合、トラクターによってはアタッチメントが合わないこともあります。
アタッチメントを付けれたものの浮きや前後のバラストが悪かったりすることもあるので、新しいものを買ったり、もう使わないのであれば売ってしまう方がいいでしょう。
一緒に売ってしまうことで価格が上がるので、まとめて売ってしまうのがおすすめです。
外装の程度はどれほどか?
外装の汚れや、傷の状態もチェックしておくことも大切です。
トラクターによっては外装が汚れていたり、泥がついたままだったりと汚れている場合があり、傷やへこみ、錆などが多ければそれだけ価格に響いてしまいます。
そこでどのくらい傷があるのかを把握し、洗浄をおこなった上で査定に出す方がイメージもよくなり価格が上がる可能性があるので忘れないようにしましょう。
トラクターの査定基準まとめ
今回はトラクターの査定の基準について、高く売るためにどうすればいいのかを詳しく解説してきました。
トラクターの査定基準である4つのポイントはもちろん、価格に影響する可能性のある9つの要因全てをお伝えしましたが、どれも売る前に自分だけで確認することは可能です。
査定に出す際にはしっかりと確認して、少しでも高く売るためにできることは自分でしておきましょう。