2020.11.03
日本の農業界を盛り上げたいという熱い想いを、今回取材してきました。
●農の会を作られた理由を教えて下さい。
農の会を作った理由はいろいろあります。
1つ目は、やっぱりオンラインサロンとかビジネス塾とかに通っている中で、
コミュニティが大切と言われているのが1つあって、
やり方とかも何もわからなかったんですけど、
とりあえずやってみようと思ったのがきっかけです。
考えるよりも行動するというのが僕の長所なので、
とりあえずやってみようと思って、作りました。
農業の世界というのは、これは僕のイメージなんですが、
年配の方がドロドロした格好で、儲からなくてちょこちょこやっているというイメージがありました。
そして、他の業界に比べて閉鎖的な部分も感じていたんですね。
若い活き活きした農業者というのも、僕自身の周りとか全然いなかったので、
そして農業をされている方というのは、機械関係も苦手な部分、
SNSを上手に使ったりする方もあんまりいないというのが印象的で、
今後農業人口がどんどん減っていっている中、
僕も農業に携わる1人の人間として、これから農業界を盛り上げていきたいと思ったんです。
その為に、自分が率先して盛り上げていくには、
そうやってコミュニティを作って、そのコミュニティで皆が情報交換したりとか、
そういった場所を提供する事で、僕が教えるという事ではないんですけど、
みんなで議論したりとか、コミュニケーションを作る場を提供する事で、
わからない事をみんなで答え合ったり、定期的なオンラインでズームして、例えば今日販売について、みんなで話しましょうとか、
そういった横のつながりを作る事で、農業が楽しいと思ってほしい。
農業=かっこ悪いってイメージがあるじゃないですか。
一昔前はSNSが普及していなかったから、閉鎖的だった部分はあるんですけど、
皆がSNSを活発的に使えるようになってきた今、個人が発信できる時代じゃないですか。
そこで若い僕たちのような活き活きとしたエネルギーのある人達が、
農業はこれだけ面白いんだという事を全面に出て発信する事によって、
もうちょっと若い人たちが農業に目を向けてくれたり、きっかけになって欲しい。
僕自身が積極的にコミュニティを作ったり、
インスタとかSNSを使って発信したり、エネルギーのある方たちといろいろ手を組んでする事で、
農業界自体を活性化して盛り上げる事になるというのが、僕自身も面白いなと思ってて、
だからその為に、自分自身が発信などをしていかないと駄目だと思っています。
盛り上げたい❗という気持ちだけでは、「お前何してんの」と言われますし、それは嫌だから、
そのために自分が率先して発信するというのは心がけています。
中には「若いだけで、お前何やねん。」みたいな人もいるんですが、
そんなの気にせず「いったれいったれ❗」という感じでいます(笑)
僕自身は、農業に関わりはなかったんです。
きっかけは父親がしていたというのがあって、
特に農業をやりたいというわけじゃなかったけど、
父親がしているというので、何となくやる事もないし、
父親のところで就職して農業をはじめました。
そこで、農業をやっている中で、
父親がバリバリやっているのを見ていたら、
やり方次第で面白いんじゃないか、と、思いはじめたんです。
5年10年前より、どんどん農業人口が減っていく中、
僕たちのこれからの世代になってきたら、農業よりもブルーオーシャンな物って逆にないんじゃないかと思っていて、
父親も言っているんですけど、
「やり方次第では面白いような世界が待っている。」
「だからみんながあんまり農業に興味を持っていない今の内から、農業に目を向けて本腰をいれてやっていたら、
今はいろいろ苦労するだろうけど、10年、20年後に、ある程度土台さえ作っていけば、面白い業界じゃないかな。」というのがあって、
最近からですね、本腰を入れて勉強をしたり、農業に携わっているのは。
来年に独立してするんですけど、
父親がベビーリーフを作っているんですよ。
僕は来年からきゅうり栽培をしようと思っていて、
そのきゅうりの本場って九州なんです。
その九州のお知り合いの社長さんに、
宮崎のきゅうり農家さんのところに、前連れて行ってもらったんですね
そこで、来年に向けての勉強をしていて、最近県外にもよく行っています。
僕の父親の師匠が九州の熊本にいるんですけど、
その人がほんと半端ない農家で、
日本トップ何本の指かに入る農家さん何です。
その人は昔めちゃくちゃやんちゃしてて、
高校も退学でみたいな、めちゃくちゃやんちゃしている人だったんですけど、
そういった方でもやり方次第では、農業会のトップに君臨できるんだなと。
半年前に父親と一緒にその人の所会いに行った時に、
最初僕は独立する予定はなくて、
父親のところでやっていて、父親の農業を継ぐというような感じで最初は頑張っていこうと思っていたんですけど、
その方が「絶対自分でやった方が良いよ」と。
「自分でやった方が絶対に面白いから」で言われて、
それで独立を決めました。
独立するにあたって、いろいろな知識をつけたり勉強もしなきゃいけないと思って、
勉強をしていたら、自分の想いが今までと変わった部分があって、
ただ単に漠然とお金持ちになりたいとかいう事しか考えてなかったんですけど、
父親の仕事を継いで、二代目の社長になるという事は、
敷かれたレールを通って、特に何も苦労しないで社長の座というのが僕に来るというのは、
ろくな経営者になれないと思っていて、
やっぱり1から立ち上げて、右も左も分からない状況からはじめて、苦労を味わう事で、
その失敗とかしんどい想いを経験して、
その経験が、人として大きくするような経営者になれると感じているところがあるんです。
楽なのは、父親の会社に行って、そこから後を継ぐのが一番楽なんですけど、
あえてその後を継ぐというのを捨てて、1から独立して自分でいろいろ苦労しながらやっていく、
そして将来的には父親を越したいというのが、1つの夢です。
課題は、農業の栽培の技術を高めるというのは当然なんですが、
今、意識しているのは、いろんな人に会うという事を結構意識しています。
逆に農業界だけに囚われないで、
例えば飲食業の経営者や、IT関係の経営者。
いろんな業界の経営者の方に会って話を聞く事で、
農業では全然当たり前じゃないことが、その業界では当たり前にやっているという事もあると思うので、
その他の業界の方からいろいろ話を聞いて、それをどういうふうに農業にうまく取り入れていくかとか、
他の経営者の考え方で、農業に置き換えたら、どういう経営ができるのか、という勉強をするために、
農業関係以外の人と結構出会って喋ったりするような事は意識しています。
人によると思うんですけど、
お父さんのところは過去最高の売上なんですよ。
みんなが外出している人が減って、
贅沢にお金を使うことが減っていますが、
食べるという事は絶対に必要で、
食べるにしても、肉とか贅沢な食べ物はやっぱり景気も悪いしやめておこうとなるんですけど、
野菜は、最近は健康思考の方も増えているんで、
野菜って削られるのって一番最後かなって思っているんです。
仮に飲食店の野菜が売れなくなったとしても、
スーパーで野菜がめちゃくちゃ売れるんですよ。
だから、父親も言っていたんですけど、
コロナとかこういう時に、農業というのは強いなというのを改めて実感したと言っていたんですけど、
そういうのもあって、独立してやりたいなと改めて思いました。
昔サッカーをしていました。
小学校の時からサッカーをしていて、
中学校もサッカーをしていたんですけど、
中学校にサッカー部がなかったんで、わざわざクラブチームに行って本気でサッカーをしていました。
でも中学校2年生の時に肉離れしちゃって、
そこで3,4ヶ月サッカーができない状態になったんですよ。
そのチーム自体がサッカーめちゃくちゃ強かったんです。
その3,4ヶ月の間についていけなくなっちゃって、そこでサッカー挫折しちゃったんですよ。
今までサッカーばっかりで遊ぶ時間もなくて、
ずっとサッカーしてたのに、サッカー挫折してやめちゃって、時間ができたんです。
そこで一回道をそれちゃって、遊びまくって、やんちゃな人達と遊んだりとか、悪い方向に行っちゃって、
バイク乗ったりとか、馬鹿なことをしていたんですよ。
だから中学2年生から19歳ぐらいまでは、
周りも不良ばかりみたいなところで遊んでいて、
ふと20歳になった時に、「このままじゃあかんわ。」という事で、
今までバイクをやったりとか、間違っていたから、
やんちゃしていたから、エネルギーはめちゃくちゃあるんですよ。
そのエネルギーの使い方を間違っちゃっていたんで、
このままじゃ駄目だと、自分の人生をちゃんと考えた時に、何をしなきゃいけないのかとなって、
自分の側に農業があったから、本気で農業をやろうとなったんです。
使い所を間違ったエネルギーを、
本腰入れて、その農業に向けることができたから、結果的にはよかったなと思っています。
最初は1ヶ月に1回していたんですけれど、
最近はできていなできたらしたいというのがあるんですが、
予定合わせてちゃんとやるのが、なかなか難しくて、
先日は九州の社長さんに協力してもらって、
ちょっと勉強会みたいな感じでやったんですけど、
農テラスの社長に協力してもらって、ゲストスピーカーで出てもらって、
そこでその農業について、僕たちが質問を集めて、その質問に対して答えてくれるというような、
ちょっとした勉強会を開いたんですけど、
今後もそういった課題があったら、いろんなテーマで参加者を募って、学べるような場所を提供したいです。
仲良しだけの場所では意味がないと思っていて、
もちろん、横のつながりを作って、楽しくというのは一つなんですけど、
それにプラス学べる場というのは意識しているところで、
参加している方が何か持ち帰ってもらって、自分の農業に活かせれるようなコミュニティにしたい。
なので、定期的にオンラインで交流して、学べるような場所を提供してあげて、
これに興味がある人が参加して、何か各々、そこで持ち帰ってもらって、自分のところで活かしてもらうという事は意識しています。
僕がグループ内で投稿して、●●日の●●時に●●というテーマでZOOM会やるので、
参加したい方はこちらへ~みたいな感じでアナウンスして、毎回10~20人の方が参加してくれています。
結構ベテランの農家さんが参加してくれるので、僕自身も勉強になるんですよ。
だから、今の方の販売についての考え方とか今までの苦労とかの話が聞けるんで、定期的にやっていきたいです。
販路をどうやって拡大をしていくかですね。
栽培技術も、もちろんなんですけど、一番は販路です。
コミュニティ自体も、今後何か自分がビジネスするにあたって、
何かうまいことに使えたりもするかなという所もあるし、
仮に困ったりとか、これどうするんだろうという事も、
そのコミュニティでベテランの方からアドバイスをもらったりとか、
みんなで一緒に何か面白い事をしよう、というように活動していきたいです。
農業のコミュニティというのは、いっぱいあると思っているんですけど、
僕みたいな若い人がやっているコミュニティってやっぱりないんですよ。
他のコミュニティは、60歳~70歳の方がやられているとなったら、
徐々に衰退していくようなコミュニティだと思うんで、
逆に僕が率先して若い中で農業者を集める事によって、
これから僕が10年、20年とやっていく中で、若い人たちが集まるような、
今後の農業界を担っていくような人達が集まるようなコミュニティを作りたいなというのを1つの目標としてやっています。
逆に僕もそんな頭とかもよくないし、
行動する、動くことでしかできないから、
来年独立して、自分で会社をしていく際も、
少しずつ、最初はこじんまり、僕一人とかなんですけど、
年々規模を大きくしていきたいと思っているんですよ。
僕自身がSNSで前面に出る事で、
社長に共感してもらって、社長のビジョンとか、
この社長と一緒に農業をしたいとか、この人についていきたいというような経営者になりたいと思っています。
農家というのは、あんまり表にバンバン出るイメージがなかったんですよ。
だからこそ僕はもっともっと表に出て、農業というのを、いろいろ発信していきたいというのは思っています。
これからの農業会を僕たちのような若い世代がどんどん発信していって、
みんなで情報共有しながら切磋琢磨して、皆でいっしょに農業会を盛り上げていきたいという想いがあるので、
これからの農業を一緒に盛り上げていきたいという高い志を持った方、ぜひ参加お待ちしております。
一緒に農業界を盛り上げていきましょう!
↓農の会のHPはこちら↓
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